ある意味120年に1回の辛丑
今年は辛丑の年。占い的には2月3日から2021年になるという、なんと124年ぶりのことらしい。120年に一回って、
それだけ貴重な年だ。
昨年の2020年は庚子の年だった。
子は種子を表し、庚は鍬をイメージすると、硬い大地を耕して、新しい種子を植える年になりそうだと昨年は書いたけど、悪い意味でそうなってしまった。
最初は中国武漢の小さな感染症だった新型コロナがどんどん世界に広がり、世界中の人の生活スタイルすら変えてしまった。
しばらくは海外旅行にも行けないイメージだ。
人類がこんな事態になるのは1918年から1920年にかけて猛威を奮ったスペイン風邪以来である。
当時が3年ほどで治まったことを考えると2022年には大丈夫なのかもしれないが、当時と比べて世界の人々が移動する距離は比べ物にならない。
救いはワクチンも当時とは違い格段に早く完成したという点だ。
両方考えるとスペイン風邪の頃と同じく3年はかかるのかもしれない。
今年は東日本大震災からも10年、気になる地震があるけど、辛丑の丑は水を含んだ柔らかい土である。
土砂崩れなどの被害がないかが心配だ。
そして2011年の3月も2021年の3月も同じ辛卯になる。
2011年の震災当日の3月11日は乙丑の日であり、今年の3月18日も同じく乙丑の日になる。
場所は違うと思うけど、大きな地震が起こらないかどうかが心配だ。
まあそんなこと言うと5年に1回は同じ月が回るけどね。
辛丑だけのイメージでは辛は宝石など土に埋もれた金属、丑は糸偏をつけると紐になる。
地中に存在する貴重な資源が地中の紐の力で表面に出て来る、そんな発見が起こったりする希望が持てる年にしたいものだ。
五輪には野獣が潜む
森元総理が結局辞任して、川淵選手村村長がそのまま会長になるのかと思っていたら、それもなくなった。
Jリーグを立ち上げ、サッカーWカップを日本に誘致し、Bリーグもまとめ上げた豪腕には期待していたのに。
まあ、正直な人で古くはまだ監督が決まっていないのに「オシムが・・あっ言っちゃった」なんて有名な失言もあった。
もともと委員の中にはいたけど理事ではなかったんだ。
でも、理事にしてその後に会長にすれば良かったのに。
まあ、マスコミが押し寄せた時に「会長就任の要請など何も聞いていない」なんて政治家のように嘘をつけば良かったんだろう。
爺さんから爺さんへのバトンタッチはダメだという人もいるけど、そもそもそれも平等ではない気がする。
性別も年齢も関係ないんじゃないのかな?
その時に一番ふさわしい人物がなればいいと単純に思う。
政府が密室で決まるのがおかしいと言っていたけど、どの口が言うのかなという気分だ。
だいたい、桜を見る会のメンバー決定?前夜祭のホテルの領収書は?森友事件の議事録は?等々
政治家には透明性が最も似合わない言葉のような気がする。
そもそも鈴をつけるのは総理だと言われた時に、「その立場にない」と言いながら「若い人や女性にすべきだ」なんて影でプレッシャーをかけたりして、裏表ありすぎ。
はじめに若い人、女性という風に決めること自体は間違いじゃないの。
結果、その人がふさわしければ良いだけ。
まあ1人で銀座に陳情を受けに行っていたなんて平気で嘘をつく議員もいるし、二枚舌は政治家の必要条件なのだろう。
『女性が入ると話が長くなる』なんてこれは女性に限らず、男性にもそんな人がいるし、歳をとったり、酒を飲むと話が長くなったり、同じことを何度も喋ったりする人も多い。
悪気がないとはいえ、まずい発言だった。
でもことさらそれを大問題にしようとするマスコミもマスコミだし、視聴率が取れれば良いとだけ考えている姿勢が嫌だ。
小池都知事などは今だとばかりに都議選や選挙に向けて広報活動をしている感じだし、野党も与党もここで失地回復を狙っている。
所詮五輪も政治の道具なんだろう。
五輪には様々な獣が潜んでいる。それは「五輪獣(ご臨終)」と呼ぶのだろうか。
因みに川淵さんは子丑空亡の人で、今が不安定な嵐の中の2年目であり、森さんは仕事に関する月柱の未が今年の丑と冲であり、大運の戌とで三刑になっている。
来年に向け、健康面を考えるとお二人とも今年はゆっくり過ごした方が良さそうだ。
むしろ大きな責任者をやらない方がラッキーなのかもしれない
。
鶴が鷺になり、鷲は戻る
学生で仕事をしてるわけではないのに、持続化給付金をもらうという詐欺が問題になっていた。
何も考えない学生がお小遣い稼ぎの軽い気持ちでやったら、後で詐欺だったとわかって返金したなんて話も聞く。
一般学生なら怒られて終わりかもしれないけど、なまじ有名人だとマスコミの格好な話題になりひどい仕打ちを受けてしまう。
おじいさんが野球の鶴岡監督という有名人であり、本人も慶應大学生というブランド大学生であることから、鶴岡嵩大容疑者が逮捕されてしまった。
まさに鶴がサギになってしまったわけだ。
同じようなことをしていた大学生は多いはずだけど、彼だけ目立ってしまった。
JOC理事である森元総理も普通のおじいちゃんだとそこまでマスコミ、世間にバッシングを受けなかっただろうに、なまじ有名人だけに大変な事態になっている。
辞めても辞めなくても地獄って感じだ。
東京五輪も2020年に予定通りやっていれば、問題なく終わって、晩節を汚さずに、有終の美で終わったのに、残念だ。
そういえばコロナさえなければマー君もそのままヤンキースに残っていたのかもしれない。
コロナさえなければ持続化給付金問題も森元総理も非難されることもなく、今起こっている問題はなかったのにね。
大きく考えるとみんながコロナの被害者なんだろうなと思ってしまう。
124年ぶりの節分
2021年、今年の節分は2月2日になるようだ。
2日になるのは124年ぶりということで意味貴重な1年が始まる。
節分が2月3日でないのは単純には37年ぶりで、2日になるのは1997年以来なので124年ぶりになる。
2022年からはまた節分は2月3日に戻るものの、2025年、2029年がまた2日が節分になる。
その後は2057年と2058年が2年連続で2月2日になるらしい。
つまり節分は2月3日だけではないのだ。
「鬼滅の刃」の大ヒットのおかげで、全国の竃神社に参拝する人が多くなり、『鬼イコール新型コロナ』というイメージになった。
各神社の絵馬にはコロナ滅亡などの文字が踊っていた。
今年の節分はこの流れではきっと市松模様の服を着た子供がコロナに扮したお父さんに対して各家庭で豆まきなどが行われるのだろう。
さて、節分は豆まきのイメージが一般的だけど、本質は年の変わり目の日である。
つまり今回は「子年」が終了して「丑年」になるということだ。
どうも西洋暦では大晦日から新年になるのが子と丑の変わり目ぽくなっているが、本当は2021年の場合は2月2日まで子年で2月3日から丑年になる。
占いではこれが大変で、2021年2月2日に生まれた人は丑年生まれではなく子年生まれになるからだ。
四柱推命などの東洋系の占いでは年が違ってくるのだから大きな違いになってしまう。
また年だけでなく月にも節があり、2021年2月2日に生まれた人は2月の寅月生まれではなく、1月の丑月生まれになる。
つまり年柱が庚子で月柱が己丑で日柱が辛巳が本来であるのに、西洋暦で考えると日柱は同じ辛巳だけど年柱が辛丑で月柱が庚寅となり、年も月も違うということになる。
西洋と東洋の暦の中で、特にいまの時期は占い的には2020年なので、ややこしい時期だ、
実は節入りには時間も関係あるので、正確な占いをする場合は8日以前に生まれた人の場合、出生時間までわかった方がいい。
占いする前には母子手帳など確認した方が無難です。
あれから四半世紀プラス1年
今でも阪神淡路大震災の日の朝は鮮明に覚えている。
それは1995年1月17日午前5時46分のことだった。
その少し前の日から関東周辺や東北地方でも地震が頻発して、本格的に関東大震災が来るかもと心配していた時、朝の突然の搖れで目が覚めた。
僕の自宅は11階なので少しの揺れでも感じやすいのだ。
急いでテレビをつけるとなぜか近畿地方の地図が。
「あれ?」と言うのが第一印象だった。
実は関西で大型地震があったと言うことで、その揺れが東京で感じたのかと思うとびっくりした。
テレビで次々紹介される映像も驚きだった。
高速道路がなぜ崩れるの?このビル完全に倒壊している!
永田地区では延々と火災が広がっているなど、何が起こっているんだと信じられない世界だった。
大阪本社の会社の同僚から聞くと、現地を歩いているといたるところでビルが崩れていて、平衡感覚がおかしくなってまっすぐ歩けなかったそうだ。
その日から四半世紀プラス1年の26年も経ってしまった。
今では震災を知らない人が半分もいる時代になっているそうだ。
この記憶、風化させてはいけないはずだ。
お亡くなりになられた方々のご冥福を再びお祈りいたします。
さて、今回も四柱推命で震災の起こった当日の命式を観てみた。
日柱「戊申」月柱「丁丑」年柱「甲戌」で時柱が「乙卯」だった。
月柱の丁はまさに火の象徴である。
でも薪になるものがないと火は燃えないのだが、「乙卯」「甲」は木行なので薪は3つある。
また土行は「戊」「丑」「戌」の3つである。
残る一つは金行の「申」。
このイメージを想像すると、土が崩れて、火が燃えだして、金属というビルを溶かしたとも考えられる。
月柱の地支である「丑」は土行だけど、水を含んだ土であり、しっかりした硬い土ではない。
だから崩れやすかったのかもしれない。
関東大震災の場合は日柱が「丁丑」であった。
そして東日本大震災の場合の日柱は「乙丑」だった。
そう考えると柔らかい土をイメージする「丑」の月や「丑」の日などは地震が起こりやすいのかもしれない。
さてさて2021年は実は年柱として「辛丑」になる。
東京五輪ができるかどうかの時期にもし地震でもあったら大変だ。
火の力が強くなる6月あたりって少し心配だ。
あと1年は辛抱か
令和おじさんとして有名になった勢いのまま総理大臣になった菅義偉氏。
総理になれたのは良かったものの、もともと政治基盤が弱く、二階幹事長の後押しでなった印象だ。
だからこそ二階幹事長の顔色を伺うことになる。
良かれと思って若者に迎合する形でニコニコ動画で「ガースーです」なんて登場しては世間から顰蹙を受けてしまった。
全国の観光関連の活性化のために行ったGO TOトラベルも、一時は良かったものの、中止になったことで逆に普通に旅行していた人までが旅行し難い雰囲気を作ってしまって却って逆効果になっている。
これは総理大臣になった日が悪かったのか?
と言うことで調べてみると2020年9月16日から今の地位にいるみたいだ。
四柱推命では日柱は壬戌、月柱は乙酉、年柱は庚子となる。
中心星が偏印なので実践型で物事を行いながら、スキルアップしていくはずなんだけど、壬戌の空亡は子丑であり、まさに今は不安定な時期の真っ只中である。
そりゃ政権運営は不安定になるはずだ。
やることなすことが逆の結果になりがちだ。
また大運は2026年まで傷官が巡っているので、しばらくはイライラの連続になりそうだ。
地支の戌と酉は害になり、どこかと言う訳でもないが、虚弱体質になり、健康状態が不安定になりそうだ。
2022年になると壬寅なので大半会となり勢いが出るので、それまでを我慢の時と考えて地道にやれることをやるしかないんだろう。
強いて言えば将来に向けて、海外との縁をしっかり抑えることが大事なような気もする。
菅総理には頑張ってもらいたいんだけど。