庚子の年の始まり
占いの世界でも2月4日から2020年が始まりました。
今年はもちろん子年ですが、子でも六十干支のうちの「庚子」の年になります。
六十干支は60種類あるため、生まれた年が再び巡る時を還暦と呼びます。
また東洋占星術の世界では「子」は生き物のネズミではなく、本当は種子のことをイメージしています。
種子を地に埋め、やがて芽が出て花が咲き、最後は枯れて土に戻るという流れが十二支でもあります。
「卯」などは葉がでて双葉になったイメージとも言われます。
何れにしても「子」は始まりのイメージでもあり、特に「甲子」になると甲も始まりなので六十干支の最初ともされています。
高校野球で有名な甲子園はその甲子の年にできたので縁起がいいからと甲子園と名付けられたのは有名です。
今年の「庚子」の「庚」はイメージでは剣とか斧のイメージです。
個人的には畑を耕す鍬でもいいのかなと思います。
硬い不毛な大地でも鍬で一生懸命に耕して、そこに新しい種子を入れて未来につなげていくという2020年になればいいのではと思います。
だとすると、今年は少々困難があってもくじけずに頑張って、新しい種子を入れるべき年なのかもしれません。
また「庚」は、五行で言えば金行なので、機械的なイメージもあるでしょう。
ということで人生で初めて鹿児島県の種子島に出かけました。
戦国時代の鉄砲伝来で有名な種子島ですが、今や鉄砲だけでなく、宇宙船のイメージもあります。
どちらも金行になります。
まさに「庚」と「子」を象徴する場所と言えるのではないでしょうか。
偶然来る事になったのですが、あとで考えると今年はこの種子島に行く運命だったんでしょう。
今回泊まった旅館は『あらきホテル』で創業170年を超える老舗旅館です。
島で唯一の温泉がある旅館ということで、もちろん源泉掛け流し、水風呂も井戸水ということでとても素晴らしい温泉でした。
次回はぜひロケット発射のタイミングに合わせて訪問したいものです。