人生は運!仁☆晴雲の開運雑記

元町中華街「華陽園」の仁☆晴雲のブログ

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15歳という年齢で考えると藤井聡太君なんだろうけど、今の彼には藤井聡太七段としか呼べない。
中学生で史上最年少プロの棋士になったかと思えばあれよあれよという間に五段、そして六段に、ついには七段にまでなった。
特に五段になってから六段、七段に昇進するスピードは尋常ではない。
とうとう師匠である杉本七段と同じ段位になってしまったのだから。

そもそも6月に実施予定だった『五段昇段パーティ』が一挙に『五・六・七段昇段祝い』になってしまうのだから。
まあ実際には『七段昇段パーティ』となるようだけど、何だか誕生日がクリスマスに近くて損した気分になる人のようだ。

将棋界には段は九段までしかないので、七段といえばもはや高段位である。
何だかこのままでは師匠より早く八段になってしまいそうだ。
杉本七段はタイトルは未だ獲得したことがないので、昇段するには公式戦であと13勝しなければいけないようだ。
藤井七段の場合は、八段になるための勝利数でいえば190勝必要なので随分先になるけど、今の規定では最上位である竜王になったり、王位や王将などで2つ称号を獲得すればなれるようだ。
もはやこの二人は師弟関係というより親子に近い関係なんだろう。
だからこそ、杉本七段にとっては弟子が自分を上回ることが素直に嬉しいのかもしれない。
本来は弟子にお年玉を渡すのが師匠らしいけど、今年から断られたそうだ。
そりゃ、今年は師匠より年収多くなりそうだしなね。

ところで七段だけど「しちだん」「ななだん」の両方の読み方があるそうだ。
四段は「よだん」で、決して「よんだん」ではない。
そして九段は「くだん」らしい。
たしかに九段下は「くだんした」って読むし、九九は「くく」だしな。
まあ、野球界には大谷翔平がいるように、将棋界では藤井聡太って天才がいる。
現在は16歳までは大半会の10年にいるので自分の周囲の世界がどんどん広がり、忙しい周期にいる。
だからこそのスピード昇段かもしれない。
そして常に冷静に俯瞰して事象を分析できる才能に溢れているようだ。
ただ頼まれると断れない自己犠牲の精神が強過ぎて、いい子でいようとして24~25歳頃にストレスを溜め過ぎて潰れないかが心配だ。