地水師な事件
来週は僕が生まれた地である竹原に行くというのに、西日本豪雨の影響で現時点では広島から竹原行きのバスが運行中止のままである。
19日の木曜日までに運行になるのか心配だ。
いざとなれば三原まで出かけてそこから竹原に行くこともできるのだが・・・
しかし今回の豪雨は台風でなく雨としてははじめて「災害」として指定されたほどヒドいものだったようだ。
雨は恵みにもなるけど、多すぎると災害にもなってしまう。
何事もバランスが重要だ。
ところで雨というとタイのサッカー少年13名は無事に全員助かって良かった。
残念ながら救助隊の1名が犠牲になったのは空しいけど。
少年達は地上に出られたことで、W杯の準決勝や決勝をテレビで観戦できるのがせめてもの救いか。
それにしてもコーチが僧侶であり、暗闇で不安一杯の中、瞑想の技を教えて全員が生き延びることができたのは素晴らしいことだ。
同じ苦難を一緒に乗り越えたことで一体感もできただろう。
タイという国はいまだW杯に出場したことはないけど、もしこの13名が一致団結してタイ代表でW杯に選ばれて本大会に出場できれば
『洞穴イレブン』や『暗闇イレブン』として世界の話題になること間違いなしだ。
目で観なくても相手を感じることができ、パスやシュートが打てたりすると必殺技ぽくてカッコいい。
8年後ぐらい先のアジア予選が楽しみだ。
タイの少年達の場合も雨が急激に降ったことにより、洞穴の奥に逃げるしかなく、外に逃げ出せなかった。
閉塞感がある洞穴だから、本当に不安だっただろう。
西日本豪雨の場合、逃げるチャンスはいくらでもあったはずなのに、「大丈夫」とタカをくくって逃げ遅れた人がいかに多かったか。
助かったのは近くの人や離れて暮らしている肉親が無理矢理避難所にひっぱっていた人だ。
何事もキチンと引っ張って来れるリーダーが重要なんだろう。
易でいえば『地水師』はまさに、そのリーダーの重要性を物語っているようだ。
水があるのもまさに今回の一連のイメージだ。