人生は運!仁☆晴雲の開運雑記

元町中華街「華陽園」の仁☆晴雲のブログ

産土への道

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今回は広島県竹原市への旅となった。
毎度おなじみのJALの「どこかにマイル」で選択肢4つの中から選ばれたのが広島だった。
1ヶ月前に行く先が決まるのだが、その時はまだ、西日本豪雨なんた全く予想だにしていなかった。
ところが7月7日頃の豪雨で西日本全体が大変なことになってしまった。
特に広島県は最大の被害者を出している。

広島空港から竹原に行く道路も不通になっており、一週間前の段階では陸の孤島状態で無事に行けるのかどうか不安だった。
それがようやく出発の2日前ぐらいから開通して、何とか広島空港から竹原駅まで向かうことができた。
途中いろんな場所が山崩れになっており、道路も陥没、川は岩で溢れ帰っていた。
実際にこの目で見ると衝撃で言葉がでない。

今回の旅の目的は2つ。
一つは僕がお宮参りを行った産土神社である磯宮八幡神社で祈祷をしてもらうこと。
そして前回には台風で行けなかったウサギで有名な大久島に行くことだ。

竹原市は両親ともに育った市であり、それぞれの親戚がいる。
僕自身が生まれたのは母の実家である田ノ浦という場所だ。
祖母が生存中の小学生の頃は夏休みといえば田ノ浦に一人で帰省?していた。
それ以来、竹原に泊まることはなかったので随分久しぶりだ。

駅前のホテルに泊まり、駅近くの居酒屋で飲みながら飛び交う広島弁を聞くと妙に懐かしくて居心地がいい。
ちょうど今はTBSの日曜ドラマでも『この世界の片隅で』が放送されており、そこでも広島弁が語られ、妙に安らぐ。
子供の頃の記憶というのは心の奥底に深く残っているものだ。

磯宮八幡神社で祈祷していただいた後の宮司さんの話によると50年前の昭和42年の豪雨も凄かったそうだ。
神社そのものが全壊して立て直したらしい。
こういった尋常ではない災害は50年周期で来るもんなんだと思った。
災害は忘れた頃にやって来る、人生50年時代ならそうなのかもしれない。

今回の旅の中、ボランティアでわざわざ他県から来る人もいる中、申し訳ない気持ち一杯でウサギの島に向かう。
何だか遣り切れない。
その分は誰か人のために何かをしなければいけないと強く思った。