パリが燃えている
『パリは燃えているか』は第二次世界大戦のレジスタントと自由フランス軍によるヒトラーからのパリの解放を描いた映画だけど、
パリの象徴とも言えるノートルダム大聖堂が燃えてしまった。
世界中でその映像が流れ、世界にショッキングを与えただろう。
テロではないけど、個人的には気分は911のニューヨークの世界貿易センターが崩れ落ちたシーンを思い出してしまった。
火災の理由はまだ不明みたいだけど、最終的に多くの貴重な文化財が残ったのは良かった。
特に塔のてっぺんにあった風見鶏が奇跡的に残っていたみたいで、まさに不死鳥になった。
今後、この風見鶏は幸運のシンボルとしてノートルダム大聖堂が復活した際には、その風見鶏見たさで来る観光客も増えるんだろうな。
ところで今回の報道で「ノートルダム」とは聖母マリア様のことだと初めて知った。
だからこそ、世界中のさまざまな場所にノートルダム寺院とかノートルダムの名前を冠したものがあるということがわかった。
随分前に、ベルギーアントワープに旅行した際に、ネロが最後に見たルーベンスの絵があるのがノートルダム大聖堂と言われて以来、ノートルダム大聖堂はアントワープにあるものだと思ってたけど、これで長年の疑問が解決した。
ということはヴィクトル・ユーゴーの『ノートルダムのせむし男』という小説はいってみれば『聖母マリアのせむし男』となり、
当時はタイトル的に凄いインパクトがあっただろう。
今や日本ではせむし男は差別用語なので、最近ではミュージカルなどで『ノートルダムの鐘』と言われるようになったみたいだ。
『ノートルダムのせむし男』=『ノートルダムの鐘』というのも今回初めて知った。
世界にはまだまだ知らずにいることが多いものだ。