総選挙台風の眼、東京8区
今回の総選挙で最も注目を集めているのは東京8区だろう。
しかしまだ野党間で調整が出て来なかったと言うことで、すぐに取り下げて結局以前からの立候補者であった立憲民主党の吉田晴美氏に統一された。
そのためまずはマスコミの注目を集めてしまった。
仲直りを印象付けるために、先日山本太郎代表がなぜか応援演説にきていて、写真撮影会まで行なっていた。
阿佐ヶ谷駅前では誰が立候補者なのか、主役かわからない状態だった。
何と言っても東京8区は石原伸晃元幹事長の牙城である。
ところが初回の街頭演説でいきなり『何もやってないじゃないの!』とヤジられたため、少し動揺したようだ。
通常街頭演説は事前にいついつどこで演説すると告知するのが普通だが、野次られたことで、ゲリラ的に演説するようになっているらしい。
いわばステルス演説である。
どれほど効果があるのだろうか、疑問でもある。
「30年の実績」と訴えているが、都民にとってはコロナで大変な時に何もせずに、たいした症状でもないのに入院したと言う事実だけがクローズアップされている。
別に悪いことをしたわけでもないのに、かなりのイメージダウンに繋がってしまった。
「30年の実績」どころか「上級国民の入院実績」になってしまった。
石原陣営にはかなりの危機感があるようだ。
吉田晴美氏、石原伸晃氏以外の候補もユニークで東京大学卒業でホームレスで焼き芋を販売していた日本維新の会の笠谷圭司氏がいる。
何れにしても僕の住んでいる東京8区が注目されているのは嬉しいことだ。
石原伸晃元幹事長の空亡が子丑なのでちょうど今である。これは田中将大ことマーくんと同じだ。
やっぱり二人はついていない2020年、2021年なのかもしれない。