あれから20年、世界はどう変化した?
2001年9月11日は世界にとって非常にショッキングな一日となった。
ニューヨークのツインタワーに2機の旅客機が追突した日だ。
その日はいつものようにスポーツクラブに出かけ、汗を流した後に行きつけの『ゲコ』というバーで一杯やるというルーティンの日だった。
『ゲコ』に着くと何やらテレビの前にみんなが集まっている。
映像ではツインタワーの一つから煙が出ていた。
何かの映画?と思っているとしばらくしてもう一機が別のタワーに衝突した。
『ゲコ』は阿佐ヶ谷でも外国人比率が高い店で、特にアメリカ人が多かったのでもう大変な騒ぎだった。
何が起こっているのか、誰もきちんと理解していない。
1年半前には地下鉄サリン事件があり、当時僕は八丁堀駅上の会社で働いていた。
その時も八丁堀の駅に着くとやたら多くの人がホームで横たわっており、「集団貧血?」なんて思って、しばらくは何が起こったのかテレビで報道されるまでわからなかった。
地下鉄サリン事件は身近な事件だったけど、911はまさに世界を揺るがす事件になった。
今では四柱推命の授業では2001年9月11日の事件の命式を読み解くというのが、タイタニック号沈没と並んで教材になっている。
実際の命式は年柱が辛巳で月柱が丁酉で日柱が丁丑になっている。
それぞれの地支は巳酉丑なので三合金局になり、全てが金に変化してしまう。
上の天干は月と日で丁が二つ並ぶのでツインタワーをイメージしており、年の天干は辛なので柔らかい金でもある。
つまり炎のイメージのツインタワーの周囲に金があり、それが炎により溶けてしまうイメージになるというわけだ。
まさに炎のせいでタワーが崩れるというイメージになる。
世の中には偶然はないという考え方なら、なるべきして起こった事件であると教えられた。
でもそれが最初にわかっているなら事件は防げたんじゃないのとも習いながら思ったものだ。
あれから20年、世界はどう変化したのだろうか。
新型コロナのせいで別の意味で、また生活が大きく変わってしまったけど。