人生は運!仁☆晴雲の開運雑記

元町中華街「華陽園」の仁☆晴雲のブログ

山口が来ている

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本州と九州を繋ぐ海底道


同じ万引きでもカンヌでパルムドールを受賞した『万引き家族』と違い、樋田逃走犯の場合は、万引きがきっかけでとうとう逮捕されてしまった。
わずか1080円でドジってしまったと本人は悔やんでいることだろう。
万引きならぬ千引きだ。

「俺は万引きしていない!」なんて騒いでいたみたいだけど、万引きしたかどうかはあまり関係ない。
そもそも留置されいたにも関わらず逃亡して加重逃走したことの方が問題だ。

大阪の富田林署から逃げ出して、捕まったのが山口県周南市というのが凄い。
直線距離でも360kmだから、自転車とはいえ何キロ移動したのだろう。
しかも風貌は指名手配と全くイメージが違う丸坊主で無精髭をはやしていた。
指名手配の似顔絵の中には丸坊主でヒゲの似顔絵ってないじゃないの?
何だかここでもツメの甘さを感じる。

結局延べ9万人の警察官を動員したにも関わらず、道の駅の女性監視員が結果的には見つけたというのが皮肉だ。
きっとみんな同じ山口県で行方不明になった理稀くんを見つけた尾畠さんのことを思い浮かべたに違いない。
どちらも山口県というのが奇妙な符号ではある。
そういえば三選を果たした安倍総裁も山口出身だったし、TOKIOをやめたのも山口氏だった。
さらにノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶さんも山口県宇部高校出身だという。
何だか、今年は山口というワードが来ている。

樋田逃走犯の場合、愛媛であった自転車で日本一周を目指している人物につきまとって同じく日本一周を目指している風で逃走していた。
つきまとわれた43歳の男は、樋田本人だと分からなかったみたいだけど、本人も自転車を盗んでいたみたいで後日逮捕されるというおまけ付きだ。

しかし、日本一周頑張りますという記念写真は、まさに夢に向かう好青年風で、とても犯罪者には思えない。
誰も樋田逃走犯だと思わなかったというのも納得だ。
でも約束したんだから自転車で日本一周の夢はぜひ出所後に実現して欲しいものだ。

よく木は森に隠せなんて言われるけど、あまりに堂々としていると犯罪者には見えない。
樋田逃走犯はそのことを熟知していたんだろう。

万引きなどケチなことをせずに、そのノウハウや、逃亡の足取りなどを本にして『万引き逃走犯』して出版すれば結構食べていけそうな気がするんだけどな。
どこかの出版社がすでに企画してそうな気もするけど・・