きのう何食べた?
LGBTという言葉が随分一般的になってきた。
最近では「おっさんずラブ」の影響が大きいのかもしれない。
でもよく考えると戦国時代の武将はボーイズラブが当たり前だったみたいだし、むしろ明治になってから厳しくなっただけなのかもしれないけど。
さて、今クールで一番注目されているのは何と言っても「きのう何食べた?」ではないだろうか。
視聴率は3%前後なのでそれほど凄さは感じないけど、何と言っても見逃し再生回数が連続で100万を越えているということで、もはや視聴率なんて意味ないんじゃないのという状況だ。
僕自身も生でテレビを観るのはスポーツ中継ぐらいで、ほとんどすべてが録画で、後でじっくり観る視聴スタイルになっている。
こんな時代に視聴率なんて関係ないか。広告関係者は頭が痛いだろう。
「きのう何食べた?」の場合、多くの人が感じているように、役者の配役が抜群だ。
クールで無表情の中で抑え気味の演技をする西村秀俊、まるで女性のような感情を積極的に出し、可愛い、いじらしい演技をする内野聖陽という主役の二人だけでなく、サブのメンバーも渋くハマっている。
またもう一つの主役とも言えるのが料理であり、今やネットでは、「きのう何食べた?」で作られた料理が次の日には日本中の食卓を飾っている現象が起こっている。
主婦が同じ料理を調理してSNSでアップするという現象も起こっている。
あらかじめ次に何の料理が出るかが分かっていると、各スーパーの店頭でその料理キットを販売するといったプロモーションも行われそうだ。
シリーズ2も確実と言われているが、とても残念なことがある。
そもそも、原作者の『よしながふみ』は阿佐ヶ谷に住んでいるという噂があった。
なぜなら、「きのう何食べた?」で登場するスーパーが今はなきユータカラヤだったのだ。
当然、漫画に登場する商店街は阿佐ヶ谷パールセンターだった。
なのに、テレビではなぜか新小岩の商店街になっている。
ユータカラヤは中村屋というスーパーになっている。
配役には満足だけど、ロケ地には不満なドラマだ。
何だか横取りされたような感じで寂しいなあ。